ADHDの子どもは集中力がない、衝動的であるなど欠点ばかりに注目されてしまいますが、逆を言えば欠点や弱みは強みになることがあります。
ADHDの子にだからことある強みも存在しています。
そこで今回はADHDの子どもの才能を引き出し、成功へ導くための7つの要素についてお伝えします。
目次
1視覚的記憶力が良い
ADHDの子どもは抽象的な概念のものにはあまり興味がなく、どちらかというと苦手です。
具体的にイメージに置き換えるとわかりやすいため、文章だけで伝えるよりも図やイラストなど視覚的情報を加えた方がより伝わります。
そして、ADHDの子どもはこの視覚的情報についての記憶力はADHDでない子に比べて非常に高いです。
過去に見たことがあるものなどを詳細に覚えておくことができます。
2エネルギーに満ち溢れている
ADHDの子どもはパワフルで、いつも活動的で無限のエネルギーを持っています。このエネルギーを上手に使うことができれば、才能を発揮することができます。
スポーツで発揮したオリンピック選手もいます。
じっとしていることが苦手でいつも元気に動き回ってた少年に水泳という最もエネルギーを消費する過酷なスポーツを与えるとその少年はぐんぐん成長を見てオリンピックの歴代金メダル獲得数1位の選手となりました。
その選手こそがマイケル・フェルプス選手です。
3高い集中力を発揮する
ADHDの子どもは集中力がないと言われていますが、これは何に対しても当てはまるものではありません。
ADHDの子の脳は刺激的で、満足感の得られるものに対して高い集中力を発揮します。
これは体を動かすものであってもの、脳を使って考えるものであっても、手を動かして何か製作するものであっても同じです。
興味の持ったものへの集中力は素晴らしいものがあります。
周囲の様子など気にならないといった様子で黙々と続けることができます。
4簡単に諦めない
ADHDの子どもは自分に厳しい特徴があり、物事を最後まで諦めません。
やると決めたら、最後までやってのける力があります。
粘り強さはADHDの子が持った素晴らしい能力です。
やりたいことを見つけたらやり続けられるということは誰もができることではありません。
時に頑固と言われてしまうこともありますが、立派な長所です。
5同時に複数のことができる
ADHDの子どもが成長していく過程で、同時に複数のことができる能力が発揮されます。
ADHDの人は同時にいくつものことをすることを好む傾向があります。
飽きっぽいところがあり、短期集中型ではありますが、次から次へと色んなことに取り組んでいきます。
電話しながら、文章を書くなんてことができてしまうのです。
一度に複数のことができるため、経営者に向いているとも言われています。
6いつでもリスクを取ることができる
こちらも成長の過程で発揮されてきます。
いつも刺激を求めている点や優れた行動力がある点などがうまく働き、人ができないようなリスクを取り進んでいくことができます。
時に周囲を驚かせることもありますが、その決意は周りの人の希望になったり、信頼を得ることに繋がったり、周囲の人を巻き込む力をADHDの人は持っています。
7繊細であり思いやりがある
成功の75%は感情的知性と共感する力にあり、残りの25%はスキルや資格などによるものと言われています。
そしてADHDの人は感情的知性と共感する力両方においてとても優れています。
共感する力は思いやりとなって周囲の人たちの関係で自然と現れてきます。
ADHDの人は友人、仕事のパートナーにおいても良い関係を築くことができます。
いかがでしたか?
個人差はありますが、ADHDの子にはこんなにも素晴らしい特性を持ち合わせていることがあります。
これらの才能を引き出すことでADHDの子ども達の未来広がります。
それでは!