毎年アメリカで開催される、世界中の高校生による国際科学オリンピック。インテル国際学生科学フェア(ISEF)。
日本からも毎年出場し、入賞を果たしています。
今回は、2018年の日本代表の学生たちの功績。
そして、日本からインテル国際学生科学フェア(ISEF)を目指し、出場する方法について紹介します。
日本代表、6つの部門優秀賞を受賞
2018年の開催場所は、アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグ。
日本代表として出場した、11名が6つの部門優秀賞を受賞しました。特別賞を含めた受賞は、15名8組。
日本代表の受賞は過去最多となりました。
<受賞研究>
◆立岐阜高等学校3年生(受賞時は2年生)の土田康太さん、坂井雄祐さん、都竹優花さん
「動物科学部門の優秀賞 2等」を受賞しました。
研究タイトル「A Method Combining Geographic Information Systems and Environmental DNA Reveals Hidden Populations of the Endangered Japanese Clouded Salamander, Hynobius nebulosus.」
◆慶應義塾大学1年(佼成学園高等学校出身)の井川恭平さん
「動物科学部門の優秀賞3等」を受賞しました。
研究タイトル「Evolution of aphid species due to host plant preference」
など。
ISEFへ出場する方法とは?
実際に日本から、インテル国際学生科学フェア(ISEF)を目指すにはどうしたら良いのでしょうか?
日本では、日本で開催されている、高校生の理系の自由研究コンテスト「JSEC」か「日本学生科学賞 」のどちからのコンテストで上位に入賞することで、出場権を得られます。
「JSEC」と「日本学生科学賞 」で優れた研究として、選ばれた数名が、そこから、インテル国際学生科学フェア(ISEF)へ向けて、さらなる研究、そして英語でのプレゼンテーション、質疑応答、発表パネルの作成などの準備を行います。
現在は2019年5月に開催のISEFの選考が進んでいます。
「JSEC」では一次審査を終えて、12月8日、9日に行われる、最終審査会に出場する30研究が決まったことが公式ウェブサイトで11月16日付で発表されました。
日本学生科学賞も審査が進んでおり、11月現在、審査中、表彰は12月24日です。
日本からもこうして、世界へ挑戦できる場があるということを科学が好きな子どもたちに。そして親御さんにも知ってもらえたらと思います。
子どもたちの情熱を発表できる場がどんどん増えていくとことを願っています。
来年はどんな子どもたちが、そしてどんな研究が世界の舞台で活躍するのでしょうか。
今後の動きにも注目です。
『高校生科学技術チャレンジ「JSEC」(ジェイセック)公式サイト』
http://manabu.asahi.com/jsec/
『日本学生科学賞公式サイト』
https://event.yomiuri.co.jp/jssa/