発達障害の子どもは、ギフテッド(特別な才能を持つ子ども)である可能性があり、世界的にも発達障害の子どもたちに秘められた才能に注目が集められています。
ギフテッドの子どもたちにはどのような特徴があるのでしょうか?
今回は家庭でできるギフテッド判定チェックを紹介します。
では、さっそくみていきましょう!
ギフテッド26の判定チェック!
ギフテッドの判定については日本では、現在はっきりと決められたものはありません。
今回はアメリカのギフテッド開発センターの判定方法を日本人向けにアレンジしたものを紹介します。
ギフテッド判定チェック
メモの準備をお願いします。
次の26この質問にそれぞれ
① とてもそう思う
② そう思う
③ わからない
④ そう思わない
の4段階で答えてください。
基準は全て同年代のお子さんと比べてどうかという点です。
1. 論理的に考えられる
2. 物事を早く学ぶ
3. 語彙力が非常に豊富
4. 記憶力が非常によい
5. 長い間物事に集中できる
6. 敏感である(傷つきやすい)
7. 共感を示す
8. 完璧主義である
9. 感情が激しい
10. モラルに関して敏感
11. 強い好奇心がある
12. 興味があることには忍耐強い
13. エネルギーにあふれている
14. 年上と遊ぶのを好む
15. 幅広いことに興味がある
16. ユーモアのセンスに長ける
17. 読書が好き
18. 正義や平等に関心を寄せる
19. 年齢の割に大人な判断をする
20. 観察力がある
21. はっきりして想像力がある
22. 非常にクリエイティブである
23. 権威に疑問を抱く傾向がある
24. 算数が得意
25. ジグソーパズルが得意
26. 一人で考える事ができる
引用:「アメリカ ギフテッド教育最先端に学ぶ 才能の見つけ方 天才の育て方」石角友愛/ 文藝春秋(2016//6/30)
ギフテッド判定方法
26個の質問のうち、
①とてもそう思うと②そう思うの数を数えてみてください。
①と②の数が合わせて20個以上あった場合、ギフテッドの可能性が高いといわれています。
いかがでしたか?
お子さんの性格や特徴と似ている点が多くあったという方もいるでのはないでしょうか?
日本人の10人に1人がギフテッドといわれており、そう考えると決して少ない数ではないということが おわかりいただけると思います。
学校のクラスにも2、3人いるということになりますね。
娘はIQ146のギフテッド&アスペスガー症候群
私の娘はIQ146のギフテッドですが、アメリカで暮らすようになったことがきっかけでギフテッドであることがわかりました。
娘の場合はアメリカの学校で受けた全国学力共通テストの結果から、学校側から”もしかしたらギフテッドかもしれない”と伝えられたことがきっかけでした。
テストがきっかけでより詳しく検査を受けることになり、ギフテッドであることがわかりました。
ただ、娘の場合はこのとき、同時にアスペルガー症候群であることもわかりました。
娘は発達障害でありかつ、ギフテッドという「2E(twice-exceptional)」だったのです。
純粋なギフテッドの子に比べて2Eの子はできないこともあり、生活の面でも困ったことはたくさん起こります。
振り返ると、赤ちゃんの時は夜泣きはひどく、ことばを覚え始めると異常によくしゃべるので何なんだろうかと思っていました。
今思えば、アスペルガー症候群の特徴でもあり、もっと早く気づいてあげられていたらとも思います。
ギフテッドと発達障害の子に診られる特徴は重なっているところも多くあり、純粋なギフテッドなのか、2Eなのか判断するのが難しい面もあります。
ギフテッドの子どもたちへの支援が日本でも広がってきており、今後世界で活躍する日本人が増えていくことを願っています。
それでは!
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