アメリカでADHDの父と呼ばれ精神医学の先駆者と言われていたレオン・アイゼンバーグ医師が亡くなる間際にADHDは架空の病気であるということを認めました。
ADHDは本当に架空の病気なのでしょうか。
今回は表だっては語られない、医療業界に潜む闇についてお伝えしていきます。
利益目的で多くのADHDの子に薬を処方!?
アメリカではADHDの子どもが十数年で急激に増えており、現在ADHDと診断されている子どもの80%に薬が処方されています。
そしてこの裏に隠されていたのが、アイゼンバーク医師をはじめとする精神科医と製薬会社が一緒になり、薬による利益を得るために多くのADHDの子に薬の処方をしてきたというのです。
市民監視団体によるとおおよそ2千万人のアメリカの子どもたちが高額なADHDの薬を服用しており、約100万人の子どもたちが薬の処方を受けるために症状を偽っているといいます。
覚醒剤と似た作用!アメリカで合法のADHD薬
アメリカで処方が認められている「アデロール」という薬は覚醒剤の作用があり、とても中毒性のある危険な薬です。
そのため、この薬を処方され薬付けのようになってしまっている子どもがいることも事実です。
アデロールは日本では違法薬物に指定されていますので、処方されることはありません。
所有していた場合、日本では逮捕されます。
しかし、日本でも合法となっており、処方される「リタリン」や「コンサータ」も大量に使用すると覚醒剤のような作用があり、副作用もみられますので安易に使用できるものではありません。
医療業界の利益のためにADHDの診断基準が下がり薬の処方が必要のない子どもたちにまで及んでいることは否定できません。
製薬会社が利益を上げるための方法は、新しい薬を開発するか、または既にある薬で治療可能な病気にあてていき使用される量を増やしていくかの2つです。
そう考えると決してアメリカだけの問題ではなく、日本でも気をつけて判断していかなくてはならないことがらです。
薬の力が必要な子もいる
ただここで知っておいていただきたいことは、薬が必要ないのかといわれればそうではないということです。
以前別の記事でフランスの事例をあげて、お伝えしましたが、薬が処方されずに苦しんでいる子どもたちもいるからです。
衝動的な行動を自分でもコントロールできず、薬の力を必要としている子もいます。
現にアメリカではADHDの子が薬の服用により危険行為がおさまり、犯罪の低下につながっていることも報告されています。
大切なのは、お子さん個人個人の今の生活や未来を考えた時に、薬が本当に必要なのかどうかということです。
必要のないものは服用せず、薬の力が必要な場合は服用した方がお子さんの未来につながることだってあります。
そして親御さんがしっかりと薬について知るということが何よりも大切になってくるのではないでしょうか。
勉強する必要もあると思いますし、大切な我が子がどんな薬を使うのか、作用や副作用についてもしっかりと知り、判断していく力を私たち親も身につけていかなくてはなりません。
同じADHDの薬でも即効性のあるもの、継続的に使用しないと効果のないもの、副作用が比較的強いものなど薬によって、違いがあります。
これらを知った上で、薬の服用を判断していく必要があるのではないでしょうか。
それでは!
フランスのADHD事情についてはこちらの記事をご覧ください。
海外のADHD事情!フランスにADHDが少ないその理由とは