自閉症は発達障害の一つです。
自閉症はコミュニケーションを苦手としますが、その一方で絶対音感を持っていたり、視空間認知能力、細部を見る能力など優れた才能を持っている可能性が高いことがわかっています。
今回は自閉症の才能を開花させ、世界を驚かせた自閉症アーティストを紹介します。
世界中の都市を記憶力のみでパノラマ描写!
出典:https://www.youtube.com/watch?v=-DaEXnIm1Ns
イギリス人の自閉症アーティスト、スティーブン・ウィルシャー氏はヘリコプターに乗り上空から眺めた都市の様子を記憶だけで鮮明に描くことができます。
たった一度眺めただけでこの描写です!
通りやビルの細かなところまで描く彼の記憶力は才能としか表現しようがありません。
メキシコシティの絵はわずか30分、ヘリコプターで上空から眺めただけでここまで完璧に覚えてしまうというから驚きです。
スティーブン氏は多くの人が見ている中でこのパノラマ図を描くというパフォーマンスをしています。
スティーブン氏は現在も世界中の都市を巡りながらパフォーマンスを続けているといいます。
巡った都市はニューヨーク、ローマ、ロンドン、シンガポール、香港などがあります。
そして2005年には東京にも訪れており、東京タワーをはじめ、東京の街並みをパノラマ図におさめています。
自閉症アーティスの幼少期とは
出典:https://www.youtube.com/watch?v=-DaEXnIm1Ns
スティーブン氏は3歳で自閉症と診断され、5歳になるまで話すことがなかったそうです。
これは自閉症の特徴の1つで、言葉の発達に遅れがみられ話し始めるのが遅いというものに当てはまります。
幼い時は心配も多かったものの、今では世界を渡る素晴らしいアーティーストとして活躍している一人です。
スティーブン氏のほかにも、自閉症のアーティストは世界中で活躍しています。
自閉症の人は絵画などのアーティストとして才能の開花させた人が多いです。
自閉症の才能は右脳肥大によるもの!?
自閉症の人がなぜこんなに芸術性に優れているかというと、これは脳のつくりに理由があります。
発達障害である、自閉症やアスペルガーの人の脳には右脳の肥大がみられます。
左脳は論理的に考える働きをしており言葉や文字の認識を行っています。
右脳は感性や五感で感じた感覚を認知する働きがあります。
また、右脳の働きが強い人は、視覚的情報に強く、一度見たものは忘れないという特性があります。
直感に強く、ものごとの脳内の処理速度は左脳の働きが強い人に比べて速いというのが特徴です。
いかがでしたか?
右脳が大きく、発達しているため自閉症やアスペルガーの人は感性が豊かであり、さまざまな芸術性に優れてるということなんですね。
今回は自閉症の才能についてお伝えしました。
それでは!