イギリスの11歳の自閉症の少年、アルフィー・アルドリッジくん。
アルフィーくんは自閉症でありながらもH&Mなどのハイストリートファッションブランドのモデルとして現在活躍しています。
アルフィーくんとはどんな少年なのか。モデルになったことで彼に起きた変化とは!?
今回は、自閉症のモデルアルフィーくんについて紹介します。
モデルになる前のアルフィーくんは?
自閉症と診断される前、アルフィーくんは普通学校に通っていました。
しかし、集団での生活に馴染めないという問題や、頻繁に攻撃的な様子が見られたため、学校での記念写真撮影やイベントなどに参加することを学校側から禁じられたと言います。
学校側の対応によりさらに、ストレスがかかり攻撃的になってしまったというアルフィーくん。
その様子を知った父親のギャリーさんはこのままでは悪循環で、息子にとって良い環境ではないのではないかと考え、スティーブニッジにある特別支援学校への転校を決めました。
そして特別支援学校への転校後に友人から「モデルをさせてみてはどうか」と勧めがあり、アルフィーくんはモデルに挑戦することになったのだそうです。
Alfie pictured with his father Gary (SWNS)
モデルになってから自閉症の症状にも変化が
アルフィーくんが所属するイギリスのモデル事務所「Zebedee Management」は障害を持った人を積極的に雇用しています。
障害を持ったモデルが所属するイギリスで初めてのモデル事務所としても知られています。
アルフィーくんは現在、H&MやRiver Island、Land Roverなどイギリスで人気のハイストリートファッションブランドの撮影にプロのモデルとして起用されています。
そしてモデル活動を始めるようになってからはアルフィーくんの自閉症の症状が随分と改善されたと言います。
また、モデル活動を通じて自信が持てるようになり、以前よりも生き生きとした様子が見られているそうです。
父親のギャリーさんは「自閉症だからといって、夢を諦める必要などないということをみんなに知ってもらいたい」と話しています。
https://www.zebedeemanagement.co.uk/alfiea
学校では友達と衝突してしまったり、問題児とされてきたアルフィーくん。
しかし、モデルという自身を表現し、活躍する場を見つけたことで、アルフィーくんの人生そのものに影響を及ぼしているようです。
今でもまだ苦手とするグループでの活動や人との関わり方に多少の問題はあるようですが、それでも改善が見られたことは大きな1歩であることでしょう。
「撮影に行くとプロが髪やメイクをやってくれて、自分がセレブになったような気分になれるんだ。将来はトップモデルになれたらいいな。」
と話す11歳のアルフィーくん。
今後の活躍にも注目です。
それでは!
参照記事:INDEPENDENT
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