ADHDは発達障害の一つです。
そのため、日本では障害を持つ問題児として見られてしまうことが多く、学校でも問題扱いされてしまいがちです。
しかし、ADHDの子どもは日本の学校教育形態が合っていないだけで、決して落ちこぼれの子ではありません。
ADHDの子ども達の特徴、周囲の対応方法、才能にはどのようなものがあるのでしょうか?
日本の学校教育が合わないわけ
ADHDには、じっとしているのが苦手な多動性・衝動性優勢型の子がいます。
多動性・衝動性優勢型の子どもは席に座って、先生の話を聞くスタイルの学習が苦手です。
ADHDの子は好奇心旺盛であり講義型の座って話を聞く学習よりも、体験型学習の方が特性的にも向いてます。
実験など体験型の学習はADHDの子が力を発揮できる場所です。
ADHDの子どもは、いつもせわしく働いている脳で、よく考え思考を巡らせることが常となっています。
そのため仮説を立てて検証していく授業などはADHDの子ども達にはぴったりです。
また、手を動かす作業があったり、体全体を動かすスポーツなどの授業も得意とすることが多いです。
日本の小学校、中学校、高校どれを取っても日本の学校は講義型の学習が多くそもそもADHDの子には適していないのです。
日本とアメリカの学校の学習の違い
一方、アメリカでは、STEAM教育の導入が増えてきておりより、体験型の授業が推進されています。
STEAM教育は
- Science 科学
- Technology 技術
- Engineering 工学
- Mathematics 数学
- Arts アート
の頭文字をとって名づけられており、子ども達がこれらの教育を網羅して学ぶことでアメリカの経済がより発展していくだろうと期待されている国家を挙げての取り組みです。
ADHDの子どもは講義型の学習は苦手としても体験型学習になると力を発揮することがあります。
アメリカのギフテッド子ども達が通う学校には発達障害を併せもっている子が多くいますが、ギッフテッドの子どもが通う学校では、このSTEAM教育が特に積極的に取り入れられています。
ADHDの子は一般の学校での問題児から、ギフテッドの学校では優秀な生徒になることがあります。
ADHDの子の力を伸ばす秘訣
しかしその中でも力を伸ばしてあげるためにまずできることとして、学習でも好きなことでも取り組む際は、成果を短期間で評価してあげることです。
いいところ、悪かったところを両方を含めて、その都声をかけてあげることで、ADHDの子ども達は目標を達成することができます。
ADHDの子どもは長期間の目標は苦手です。
長期間になってしまうとまだまだ先のことだと思い、取り組めなかったり、長期目標だけでは具体的にイメージできない場合があります。
ADHDの子は人の応援や手助けがあって成功できます。
好きなこと、興味を持ったものを伸ばしてあげることで発達障害でも力を発揮することことができます。
まずはできることから一つ一つお子さんをサポートしていきましょう。
それでは!
アメリカのSTEAM教育についての詳しい記事はこちら
ギフテッド教育の特徴「STEM教育」から「STEAM教育」へ