子どもの発達障害「自閉症診断チェック」

自閉症の子ども

発達障害と診断される子どもが増える中、自閉症の子どもも増加しています。

自閉症は、発達障害の一つです。
自閉症と聞いても、実際にはどのような特徴があるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。

お子さんが自閉症かもしれないと悩まれている、親御さんへご家庭でも診断チェックができるように特徴を解説していきます。

では、さっそく見ていきましょう。

自閉症とは?

自閉症自閉症(Autism)は主にアスペルガー症候群と合わせて「自閉症スペクトラム」と呼ばれています。

自閉症スペクトラムは
・コミュニケーションの障害
・対人関係・社会性の障害
・パターン化した行動、興味・関心のかたより
があるものとされています。

以前は自閉症とアスペルガー症候群は別々に考えられていましたが、区別するボーダーが曖昧であるため、これらを総称し大きな枠組みとして捉える「スペクトラム」という捉え方に変わりました。


自閉症スペクトラムでは言語障害があるものが自閉症、言語障害や知能遅れもないのがアスペルガー症候群とされています。

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発達障害の種類とそれぞれの特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
子どもの発達障害とは?種類別の症状・特徴まとめ

自閉症の特徴〜診断チェックポイント〜

自閉症自閉症には次のような特徴があります。

□ 対人関係が苦手

□ 言葉をあまり話さない

□ オウム返しをする

□ 目を合わせない

□ 周囲に関心がないように見える

□ その場の空気が読めない

□ コミュニケーションをうまくとれない

□ 予定外の行動がとれない

□ こだわりが強く執着心がある

□ 落ち着きがない

□ 体を揺らしたり、手をひらひらさせたり反復行動が見られる

□ 視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚などの感覚敏感が見られる(逆にとても鈍感な場合もある)

□ 知的発達の遅れが見られる

自閉症の子ども症状は軽度のものもあれば重度のものもあります。
またすべての項目に該当するわけではなく、個人によって違いがありあはまるものと、あてはまらないものもあります。

あてはまる項目が多く見られるようでしたら、専門の医療機関を受診することをおすすめします。

自閉症の子に見られる才能!

自閉症の才能自閉症も他の発達障害と同じく脳の先天性の障害であるため、完治することはありません。

しかし、脳内の神経回路の異常が原因であるため、自閉症の子どもには脳のつくりを見ても似たような特徴があります。

そして同じようなプラスの特徴ももっています。

自閉症特有の才能には次のようなものがあります。

  •  絶対音感
     
  •  視空間認知能力
     
  •  細部を見る能力
     
  • 記憶力が優れている

自閉症の子はかなり感覚過敏なところが見られますが、これは感覚が研ぎ澄まされているということです。

一度見たものを細部まで覚えていて、見ただけで描写してしまうアーティストや音楽を一度聴いただけで複雑な和音まで再現するピアニストなどがいます。

自閉症の知的発達の遅れは誤解?

文字盤自閉症についてこれまでの概念とは違う点が徐々にわかってきました。

知的発達の遅れについては重度であっても必ずしもあてはまるわけではないということです

というのも、重度の自閉症であるアメリカの少年イド・ゲターくんが出した書籍『自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで』によると、イドくんは話すことや書くことはできなかったのですが、言われていることはすべてわかっていたと本の中で伝えています。

イドくんはことばが話せなかったため、知能発達の遅れがあるとみられ、特別支援学級に入ることになりました。

その後、文字盤によるコミュニケーションの方法を身につけ、学習をすると同学年レベルまで学力が追いつき、高校は普通学級に通い、良い成績で卒業しました。

このように、本来は知的発達の遅れではなく、ただ表現の方法がわからず自分の意思をコントロールできないでいたということが自閉症の子にはあります。

自閉症の知的障害についてはまだまだ明らかにされていないことが多くあり、世界的に研究が進んでいます。

今後も研究が進むについて自閉症について解明されていくことを願っています。

それでは!

自閉症スペクトラムの子に見られる年齢別のコミュニケーションチェックポイントについての記事はこちら
発達障害 子どもの「アスペルガー症候群診断チェック」

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